子どものやる気を引き出す言葉がけ
取締役 岩渕由博


ビジネスパーソン向けにマネジメントやリーダーシップを指導している経験より、
本日は皆さまのお役に立つ知識を一つご紹介します。
部下や子どもに新たな行動を促す時、どのような言葉がけをしているでしょうか?
人は行動を選択決定する際、論理性と感情の両面から行動を選択すると言われています。
特に男性は論理的に選択し、女性は感情で行動を選択する傾向が強いとされています。
 
果たしてそうでしょうか?
 
私は人の意思決定は感情で100%決定すると教えています。
説明を加えると、人は自分で選択した行動を正当化する為に、
自らの論理性で裏付けを行うものだと説明しています。
人を動かすには、人の心を動かさなければなりません。
人の心を動かすとは、相手の感情を動かす事です。
 
部下や子どもに行動を促す際、皆さんは相手の感情に訴えかけるアプローチをしていますか?
 
大半のケースにおいて、相手に行動を促す際は、相手の感情ではなく、
自分の感情を満たす為に相手に働きかけている事実に気が付かなければなりません。
組織の幸せ、クライアントの幸せ、自分の幸せの言い方をしてしまうものです。
相手の幸せの言い方をしているケースは極めて稀です。
子どもに勉強を取り組ませる際も、子どもの感情ではなく、
「子どもに勉強をさせたい」という自己の感情を満たす為に働きかけているにすぎないのです。
それでは相手の感情を動かすことはできません。
ではどうすれば良いか。
相手の感情を動かすには、
「人はだれでも幸せになりたいと思っている。」
この普遍的な事実を意識してみましょう。
多くのビジネスパーソンをコーチしていて、私が常に感じるのは、幸せになりたくない人などいないという事です。
能力を上げたくない人などいないという事です。
お子さんの誰もが勉強ができるようになりたいと思っているのです。
成績を上げた結果として、幸せを感じたいと思っているのです。
物の所有欲求も、ものそのものの欲求ではなく、所有した結果としての幸せの感情を求めているのです。
 
相手の心を動かし、新たな行動を促す言葉がけというのは、
「その行動の結果として、相手が幸せになる事を伝える」言い回しです。
電車の中で騒いでいる子どもに、
「周りの人に迷惑をかけるから静かにしなさい」
この言い方は相手ではなく、周りの人の幸せの言い方です。
「自分を律し、相手の気持ちが理解できるような人間になれるといいね」
この言い回しは、相手の成長を応援する言い方になっています。
「求める」から「与える」言い方を身に付ける。
 
人はだれでも成長したい、幸せになりたいと思っています。
ですから、その想いを応援する言い方です。
相手の成長意欲・幸せになりたいという想いを刺激する言い方を少しずつ意識してみてはいかがでしょうか。
 
 

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